ガーリック
GARLIC
独特の風味が食欲を刺激 臭み消しとしても活躍する
とても歴史の古いスパイスで、古代エジプトのピラミッド建造の労働者の食事に、精がつくように出されていたと言われています。日本でも源氏物語などで風邪の薬として食する記述が見られます。ただし、仏門では食することが禁じられていたこともあり、一般的に広まったのは、そう古い事ではありません。
中央アジアが原産とされ、臭み消しや食欲促進に高い効果を持ちます。刻むと水分と酵素が作用して、アイリンという成分がアリシンという成分に変質し、これが特有の香りを発します。
科名:
ユリ科
主な産地:
アメリカ、中国他
香りと味の特長:
強烈で独特な香味
使い方のヒント
生のものは細かく切るほど香りが強くなります。グラタンのように器ごと加熱するような料理やサラダなどにほのかに香りをつけたい場合は、カットした断面を器にこすりつけて風味を移すようにします。また焦げやすいため、炒める際は低温のうちに加えます。
乾燥のものにはフレーク状やミンス状のもの、グラニュール状やパウダー状のものがあります。フレークはガーリックライスや野菜炒め、ピザ、アラビアータソースなどに。ミンスは、粒が小さいので餃子の種や肉団子に練り込んだり、チャーハンにぴったりです。グラニュールやパウダーは香味が強いので、少量からお試しください。餃子やチャーハンはもちろん、焼肉の下味付けなどにも活躍します。
ガーリックトーストの作り方
小さめの器にオリーブ油大さじ1、ガーリック(グラニュール)小さじ1/2、ブラックペッパー(パウダー)、塩各小さじ1/8を混ぜ合わせ、バケットの片面に好みの量を塗り、オーブントースターで2~3分焼く。