サフラン
SAFFRON
料理を黄金色に仕上げる最も高価なスパイス
原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、主にスペイン、イラン、ギリシャ、フランス、トルコ、モロッコなどで栽培されています。
高さ15cmくらいに育つアヤメ科の植物で、葉は緑の濃い針形状。地下に丸い鱗茎をもっています。花はロート状で長細く、雌しべは約6cmあり柱頭部が3つに分かれています。この柱頭部を採取し、スパイスとして使用します。
収穫は秋ごろに花びらが開いたら花を摘み取り、手で雌しべを取って乾燥させます。
スパイシーな花のような独特な香りが特徴で、料理を鮮やかな黄金色に染め上げます。
サフランライスやパエリア、ブイヤベースなどが代表的な料理で、鮮やかな黄金色に仕上げるだけでなく、魚介の臭みを消す役目も担っています。
科名:
アヤメ科
主な産地:
スペイン、イラン、ギリシャ、フランス、トルコ、モロッコ他
香りと味の特長:
スパイシーな花のような独特な香り
使い方のヒント
主要色素成分は「クロシン」で着色成分は水溶性。少量で充分に着色する効果はありますが、油分が混ざるとムラが出てしまうため、必ず水か湯に浸してその着色液ごと料理に使用することがポイントです。パエリアやブイヤベースなどの調理時にサフランを水に浸さずそのまま加えてしまうと、オリーブ油の油分が邪魔をして、キレイに仕上がらないので注意したいものです。
上品ながらスパイシーな独特の甘い香りをもち、ヨーロッパでは魚介料理に多く用いられます。色だけではなく独特の香りも付くので、加えすぎないよう気をつけてください。
サフランライスの作り方
米2合を研いで炊飯器に入れ、炊飯器の2合の目盛りまで水を入れる。塩小さじ1/2、少量の水に浸したサフランを水ごと加えてよく混ぜ、炊飯する。