セロリシード
CELERY SEED
ドレッシングに最適青臭さが青臭さをマスキング
地中海沿岸を原産とするセリ科のセロリのシード*でスモールエッジと呼ばれる野生種に由来しています。1~2ミリ程の小さな粒で青臭さやほろ苦味が特徴です。古代ローマ時代やインドの伝統医学アーユルヴェーダでは医療に用いられていました。日本では、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に加藤清正が持ち帰り「清正人参」と呼ばれ、また、19世紀にオランダ人が長崎へ持ち込んだので「オランダミツバ」とも呼ばれましたが香味が強すぎるため野菜としては普及しませんでした。
*スパイスとしてはシード(種子)ですが、植物学上では果実の部分にあたります
科名:
セリ科
主な産地:
インド、南部ヨーロッパ
香りと味の特長:
セロリ特有の青臭さとほろ苦さに僅かな甘味を併せ持つ
使い方のヒント
トマトジュースや缶詰のホールトマト、カットトマトにはセロリシードがよく合います。セロリシードは小粒ですが口の中で強い香味を発揮するので少量使うことがポイントです。ミネストローネ、コンソメスープ、グラタン、ポテトサラダ、コールスロー、ピクルスなどにお試しください。また、フルーツや野菜のフレッシュジュースやスムージーにセロリシードを一つまみ隠し味に加えると味が引き締まり風味もアップし満足感が向上します。
セロリシードと食塩を混ぜ合わせてセロリソルトにし、シーズニングとして使うのもおすすめです。無塩のトマトジュースに少量加えると、トマトの美味しさが倍増されます。セロリソルトは野菜に直接振りかけても良いですが、ラタトゥイユ、トマトソース等に塩の替わりに加えるとコクがでて濃厚さがアップします。イワシやサバなどの青魚や、鶏のから揚げ、フライドチキン等の下味に使うと臭みが消え、ほんのりスパイシーに仕上がります。
セロリ風味の和風ドレッシングの作り方
濃縮めんつゆ大さじ1、酢大さじ1 ごま油小さじ1、サラダ油大さじ1、すり胡麻大さじ1、セロリシード小さじ1/3
材料を全部合わせて混ぜる。