ディルシード/ディルウィード
DILL SEED/DILL WEED
きゅうりのピクルスに欠かせないシーフード、乳製品との相性も抜群
南ヨーロッパや西アジアが原産地とされるセリ科の植物です。乾燥させたシード*「ディルシード」はスパイス、葉や茎「ディルウィード」はハーブとして使います。シード、ウィ―ドともに、すっきりとした香りと爽快な刺激がありますが、シードの方が刺激は強く、やや辛味も感じられます。古代メソポタミアの遺跡や旧約聖書にもディルの記載があり、古くから栽培、利用されてきました。
*スパイスとしてはシード(種子)ですが、植物学上では果実の部分にあたります
科名:
セリ科
主な産地:
インド、北欧、東欧、ヨーロッパ諸国、ロシア
香りと味の特長:
爽快な刺激性のある香味と僅かな渋みと辛味を合わせ持つ
使い方のヒント
ディルウィードは特に北欧では定番のハーブです。マイルドでありながら魚介類や乳製品の生臭みをマスキングする効果があり、サーモンやクリームチーズと一緒に使われます。シーフードマリネ、カルパッチョ、サワークリームオニオンディップ、ハーブオムレツ、ポテトサラダなどに加えたり、また、パセリと同様にトッピングにお使いいただけます。
ディルはビネガーとの相性がよく、ピクルスの香り付けに定番のスパイス・ハーブとして好まれています。原形のまま、ピクルス液を煮立てるときに加えます。お好みで、マスタードシード、オールスパイス、ローレルなどと合わせてもよいでしょう。
ディル風味のマッシュポテトの作り方
じゃがいも(中)2個、牛乳50ml、バター小さじ1、ディルウィード(フリーズドライ)小さじ1、ホワイトペッパー(パウダー)少々、塩少々
じゃがいもはよく洗い皮付きのまま電子レンジで柔らかくなるまで加熱し、皮を剥きフォークなどでつぶし、残りの材料を加えよく混ぜ合わせる。