セージ
SAGE
ヨーロッパではポピュラーなハーブ
セージの学名は、ラテン語の「治療」という意味の言葉に由来しています。その語源の通り、薬効がある植物として知られ、ギリシャ・ローマ時代には薬用植物として用いられていました。その高い効用から、中世のイギリスには「長生きしたければ5月のセージを食べると良い」という格言も残っています。
セージは、豚肉等の肉の臭み消しとしてよく利用されます。一説では、ソーセージの語源になったと言われるほど、豚肉の腸詰めには欠かせないハーブのひとつです。
科名:
シソ科
主な産地:
ギリシャ、トルコ他
香りと味の特長:
よもぎに似た青っぽい香りと軽い苦みを持つ
使い方のヒント
日本ではまだあまり一般的ではありませんが、ヨーロッパの食卓では身近なハーブのひとつであり、ハーブティーや洋風の料理全般に使われます。特に、肉料理の臭み消しや香り付けによく使われ、豚肉とは非常によく合います。自家製ソーセージをはじめ、ハムやソーセージを使った料理、豚肉料理、ハンバーグなどのひき肉料理にお使いください。レバーなど臭みの強い食材の臭み消しとしても効果的です。
セージは乳製品と相性が良く、特にバターと合わせたセージバターは有名です。また、オリーブ油とも相性が良いハーブなので、ドレッシングやハーブオイルにもおすすめです。ハーブオイルを、肉や魚のマリネやソテーに使用すると、ワンランク上の料理に仕上がります。
セージバターソースの作り方
鍋にバター大さじ3を溶かし、セージ(フリーズドライ)大さじ1弱、塩ひとつまみを加える。
茹でたじゃがいも、パスタ、チキンや白身魚のソテーにかけてお召し上がりください。