コブミカン(カフィアライム)
KAFFIR LIME
タイ料理だけでなく和食にも合う爽やかなハーブ
グリーンカレー、トムヤムクンなどのタイ料理でおなじみのコブミカン。現地ではバイマックル(バイ:葉、マックルー:コブミカン)と呼ばれ、葉も果実(果皮)も料理に用います。マレーシア、インドネシア等の東南アジア諸国でもよく使われ、同じ柑橘系の香りのレモングラスと合わせて使うと相乗効果で香りが際立ちます。日本の山椒の葉にライムを加えたような馴染みやすい香りです。
科名:
ミカン科
主な産地:
タイ、マレーシア他
香りと味の特長:
青いライムのような爽やかな柑橘系の香り
使い方のヒント
ローレルと同様に少し切れ目を入れてから鍋に入れて煮込むと香りがよく出ます。カレー、煮込み料理、スープなどに2~3人分で1~2枚加えて香り付けにします。水に浸して戻してから千切りにすれば色々な料理に加えることが出来ます。タイ風のさつま揚げ「トートマンプラー」等にも使われるので、肉団子、つみれ等にも応用できます。山椒の葉を思わせるような香りがありますので、和食の薬味や吸い口として香りを楽しむことも出来ます。炊き込みご飯、ピラフ、酢の物、サラダドレッシング、から揚げ、てんぷらなどの揚げ物の衣、ハーブティー、ドリンクの風味付けなど、エスニック料理だけでなく和洋中の料理にも爽やかな柑橘の香り付けにお使いいただけます。
かきたま汁コブミカン風味の作り方
コブミカンの葉を水で戻し、太い筋を取ってせん切りにする。熱いだし汁に塩、酒、薄口醤油で味を付け、とき卵を回しいれ火を止め、椀に盛りせん切りにしたコブミカンの葉を数片散らす。